夫婦で入れる老人ホームはある?同室・二人部屋の費用相場と、夫婦一緒に暮らせる施設の選び方

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目次

夫婦で入れる老人ホームはある?同室・二人部屋の費用相場と施設選びの注意点

「夫婦で同じ老人ホームに入ることはできますか?」

「できれば最期まで夫婦一緒に暮らしたい」

「夫は元気だけれど、妻は介護が必要。それでも一緒に入居できますか?」

長年連れ添ってきた夫婦にとって、年齢を重ねても一緒に暮らしたいという気持ちは自然なものです。

一方で、自宅での生活が難しくなったとき、老人ホームへの入居を考えながらも、夫婦が離れ離れになることを心配する方もいらっしゃいます。

老人ホームには、夫婦で入居できる施設があります。ただし、二人で同じ部屋に暮らせる施設と、同じ施設の別々の部屋で生活する施設では、条件や費用が異なります。

この記事では、夫婦で入れる老人ホームの種類、二人部屋の費用、介護度が違う場合の対応、将来の生活まで考えた施設選びを解説します。

第1章|夫婦で同じ老人ホームに入ることはできますか?

はい。夫婦で同じ老人ホームに入居できる施設はあります。

ただし、すべての老人ホームで夫婦入居ができるわけではありません。

夫婦入居には、大きく分けて3つの方法があります。

Two seniors spending time at a luxury nursing home

① 同じ部屋で暮らす

夫婦用の二人部屋や広めの居室に一緒に入居する方法です。

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② 同じ施設の別々の部屋で暮らす

それぞれ個室を利用しながら、食事や日中の時間を一緒に過ごす方法です。

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③ 同じ施設・住宅内で介護状況に応じた居室に住む

一方は自立向け居室、もう一方は介護向け居室など、状態に合った生活をする方法です。

大切なのは「同じ部屋で暮らしたいのか」「同じ施設なら別々の部屋でもよいのか」を、最初に夫婦で話し合うことです。

第2章|夫婦で入れる老人ホームにはどんな種類がある?

夫婦での入居を検討できる施設には、いくつかの種類があります。

施設の種類夫婦入居の考え方注意点
介護付き有料老人ホーム二人部屋や同一施設内の個室を検討自立の方も受け入れる施設か確認
住宅型有料老人ホーム施設によって二人部屋あり介護サービスの利用方法を確認
サービス付き高齢者向け住宅夫婦世帯向け住戸がある介護・医療対応は住宅ごとに異なる
ケアハウス夫婦用居室がある施設も所得・年齢・介護条件等を確認
特別養護老人ホーム双方が入所要件を満たす場合に検討原則要介護3以上、夫婦同室は限定的

2-1. 介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、介護保険の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。

施設が提供する介護サービスを利用しながら生活します。

二人部屋がある施設や、夫婦それぞれが個室に入居できる施設もあります。

ただし、介護付き有料老人ホームには、要介護者を対象とする施設と、自立・要支援の方も受け入れる施設があります。

夫婦の一方が元気な場合には、両方の状態を受け入れられるか確認しましょう。

2-2. 住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、必要に応じて外部の訪問介護などを利用する仕組みが基本です。介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」

二人部屋がある施設では、夫婦で暮らせる可能性があります。

ただし、介護度が重くなった場合の対応や、介護サービスの利用に伴う費用を確認することが大切です。

2-3. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の単身世帯や夫婦世帯が暮らせる住まいです。

安否確認や生活相談サービスが提供されますが、介護・医療サービスの提供体制は住宅ごとに異なります。介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」

夫婦で生活しながら、必要な介護サービスを利用したい方にとって、検討できる選択肢の一つです。

ただし、介護度が重くなった際にも住み続けられるかは、事前確認が必要です。

2-4. ケアハウス

ケアハウスは、身体機能の低下などにより、自宅での生活に不安がある高齢者を対象とする施設です。

夫婦用居室がある施設もありますが、入居条件や介護サービスの提供体制は施設によって異なります。

2-5. 特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホームは、原則として要介護3以上の方が入所対象となる介護保険施設です。要介護1・2でも特例入所が認められる場合があります。

夫婦それぞれが入所要件を満たしていても、同じ施設や同じ部屋に入れるとは限りません。

夫婦同室を最優先する場合は、居室構成や受入条件を個別に確認する必要があります。

第3章|夫婦で老人ホームに入ると費用はいくらかかる?

夫婦で老人ホームに入居する場合、費用は施設の種類、居室の広さ、介護度、サービス内容などによって異なります。

全国一律の「夫婦入居料金」はありません。

また、二人部屋だからといって、単純に一人分の費用で二人が暮らせるわけではありません。

3-1. 夫婦入居で必要になる主な費用

費用項目二人部屋の場合の考え方
家賃・居住費一部屋分の設定の場合もある
管理費一部屋単位・人数単位など施設により異なる
食費原則として二人分
介護保険サービスの自己負担それぞれの利用状況・負担割合で計算
医療費・薬代それぞれに発生
日用品・生活費二人分を見込む
入居一時金居室単位・人数単位など契約により異なる

3-2. 二人部屋と個室2室はどちらが安い?

一般的には、二人部屋の方が居住費を抑えられる場合があります。

ただし、二人部屋が広く、設備が充実している施設では、個室2室より高くなる可能性もあります。

そのため、部屋代だけではなく、二人分の総額で比較することが重要です。

3-3. 夫婦入居の費用シミュレーション

以下は計算方法を説明するための仮の例であり、実際の施設料金の相場ではありません。

項目月額の仮定
二人部屋の家賃・管理費等180,000円
食費(二人分)120,000円
介護サービス自己負担(二人合計)40,000円
医療費・日用品等(二人合計)30,000円
月額合計370,000円

※説明用の架空の料金設定です。入居一時金、追加サービス費、医療・介護の利用状況等により実際の支払額は変わります。

実際に必要な費用は、施設ごとの料金表や重要事項説明書で確認しましょう。

3-4. 年金だけで夫婦入居できる?

夫婦の年金収入と施設費用によって異なります。

年金だけで費用を賄える場合もあれば、預貯金や資産の活用が必要になる場合もあります。

重要なのは、現在の年金額だけでなく、将来どちらかが亡くなった後の収入や支出の変化も考慮することです。

第4章|夫婦の介護度が違っても一緒に入居できる?

介護度が違う夫婦でも、同じ施設に入居できる場合があります。

ただし、施設の入居条件によって対応が異なります。

ケース① 夫は元気、妻は要介護3

夫は自立して生活できる一方、妻には日常的な介護が必要なケースです。

この場合、自立の方と要介護の方の双方を受け入れられる施設を検討します。

夫婦用居室がある場合でも、妻に必要な介護サービスを提供できるか確認しましょう。

ケース② 夫婦ともに要介護認定を受けている

夫婦ともに介護が必要な場合、それぞれの介護度や医療的ケアに対応できる施設を検討します。

同じ施設に入居できても、介護状況によっては別々の居室が適している場合があります。

ケース③ 一方に認知症がある

夫婦の一方に認知症がある場合、認知症への対応体制を確認することが重要です。

特に、夜間の見守り、徘徊への対応、服薬管理、生活リズムなどを確認します。

夫婦同室が可能かどうかだけでなく、二人が無理なく暮らせる環境かどうかを考えましょう。

ケース④ 一方が医療的ケアを必要としている

たんの吸引、経管栄養、在宅酸素などの医療的ケアが必要な場合、施設の看護体制や医療機関との連携を確認します。

夫婦入居が可能な施設でも、必要な医療的ケアに対応できるとは限りません。

第5章|夫婦で老人ホームに入るなら同室と別室どちらがいい?

夫婦同室には、一緒に過ごせる安心感があります。

一方で、生活リズムや介護状況によっては、別々の居室の方が快適な場合もあります。

比較項目同室別室
一緒に過ごせる時間多い施設内で調整できる
プライバシー確保しにくい場合あり確保しやすい
夜間の睡眠相手の介護や生活音の影響あり影響を受けにくい
費用一部屋分の設定の場合あり二部屋分の居住費が必要な場合あり
介護度が変わった場合同室継続が難しい場合あり個別対応しやすい場合あり

「一緒に暮らす」の意味を夫婦で話し合う

夫婦で入居する際、必ずしも同じ部屋である必要はありません。

例えば、別々の部屋でも、毎日一緒に食事をしたり、共用スペースで過ごしたりできる施設があります。

「寝る部屋は別でも、毎日顔を合わせたい」

「できれば同じ部屋で生活したい」

どちらが希望なのかを整理すると、施設の選択肢を広げやすくなります。

第6章|夫婦で入居した後、どちらかの介護度が重くなったら?

夫婦で老人ホームを探す際、入居時の条件だけでなく、将来の変化を考えることが重要です。

6-1. 一方だけ介護度が重くなった場合

入居時は二人とも元気でも、数年後には一方に日常的な介護が必要になる可能性があります。

その際、現在の居室で介護を受け続けられるのか、介護向けの居室への移動が必要なのかを確認しましょう。

6-2. 一方が長期間入院した場合

入院中も居室を確保できるのか、費用がどうなるのかは契約内容によって異なります。

同室の場合は、入院していない配偶者がそのまま生活できるかも確認する必要があります。

6-3. 一方が先に亡くなった場合

特に注意したいのが、夫婦の一方が亡くなった後の契約です。

二人部屋に一人で住み続けられるのか、別の部屋へ移る必要があるのか、月額費用や入居一時金の取扱いが変わるのかを確認してください。

これは夫婦入居の施設選びで、見落としたくない重要なポイントです。

6-4. 将来の医療・看取りへの対応

夫婦が同じ施設に入居できても、どちらかが重い病気になった場合、施設で対応できる医療行為には限界がある場合があります。

看取りへの対応方針、協力医療機関、入院時の支援体制についても確認しましょう。

第7章|夫婦で老人ホームを探すときの7つの確認ポイント

施設見学や問い合わせの際は、次の点を確認しましょう。

夫婦入居の施設見学チェックリスト

0 / 7 確認済み夫婦で同じ部屋に入居できるか二人の介護度・医療状況に対応できるか二人分の入居費用と月額総額はいくらか一方の介護度が重くなっても住み続けられるか一方が入院・死亡した場合の契約はどうなるか夫婦で食事や日中の時間を一緒に過ごせるか身元保証・緊急連絡先・入退院時の支援体制はどうするか

チェックリストをコピー

施設見学では、パンフレットだけでなく、実際の居室、食堂、共用スペース、スタッフの対応なども確認することをおすすめします。

第8章|夫婦で老人ホームに入居するまでの流れ

  1. 夫婦の希望を整理する同室を希望するのか、同じ施設なら別室でもよいのか、希望地域や予算を確認します。
  2. 二人の健康状態・介護度を確認する要介護認定、認知症、持病、医療的ケアなどを整理します。
  3. 夫婦入居に対応する施設を探す二人部屋の有無、受入条件、費用を確認します。
  4. 施設見学を行う可能であれば夫婦で見学し、生活環境を確認します。
  5. 費用と将来の契約条件を確認する二人分の総額、介護度の変化、入院・死亡時の対応を確認します。
  6. 入居審査・契約・引っ越しを進める施設が求める書類や健康状態の確認を行い、契約内容に納得したうえで入居します。

夫婦のどちらかが施設入居を嫌がっている場合

無理に二人同時の入居を進めるのではなく、本人が何に不安を感じているのかを確認しましょう。

例えば、自宅を離れることへの抵抗、費用への心配、生活環境の変化など、理由によって対応が異なります。

本人の意思を尊重しながら、見学や相談を通じて検討することが大切です。

第9章|足立区・葛飾区・東京都内で夫婦入居できる老人ホームを探すには?

東京都内で夫婦入居できる老人ホームを探す場合、最初から「二人部屋がある施設」だけに絞り込まないことも大切です。

二人部屋が満室でも、同じ施設内に個室が二つ空いている場合があります。

また、介護度が異なる夫婦では、両方の状態を受け入れられる施設を探す必要があります。

公的情報も確認する

厚生労働省の介護サービス情報公表システムでは、介護サービス事業所の情報を確認できます。厚生労働省

東京都は有料老人ホームの重要事項説明書を公開しています。契約条件や料金などを比較する際の参考になります。福祉ポータルサイト

ただし、最新の夫婦入居の可否や空室状況は、施設への直接確認が必要です。

東京都社会福祉支援センターに相談できること

一般社団法人 東京都社会福祉支援センターでは、足立区・葛飾区をはじめ、東京都内で老人ホームを探している方のご相談に対応しています。

例えば、次のような段階でもご相談いただけます。

「夫婦で同じ老人ホームに入りたい」

「妻だけ介護が必要だが、夫婦一緒に暮らしたい」

「二人部屋の費用が分からない」

「どちらかが入院した場合も考えて施設を選びたい」

「子どもが遠方にいて、施設探しを手伝ってもらえない」

施設の種類や希望条件を整理しながら、夫婦に合った住まいを考えるお手伝いをします。

また、身元保証・身元引受、居住支援、退院後の住まいなど、必要に応じて関連するご相談にも対応しています。

第10章|夫婦で入れる老人ホームについてよくある質問

Q1. 夫婦で同じ部屋に入れる老人ホームはありますか?

はい。夫婦用の二人部屋がある施設では、同室入居を検討できます。ただし、居室の空き状況や二人の健康状態、施設の入居条件によって異なります。

Q2. 夫婦の介護度が違っても同じ老人ホームに入れますか?

入居できる場合があります。自立の方と要介護の方の双方を受け入れられる施設か確認する必要があります。

Q3. 夫婦で入居すると費用は二倍になりますか?

必ずしも二倍になるわけではありません。家賃や管理費は居室単位の場合がありますが、食費や介護サービス費などはそれぞれに発生します。

Q4. 夫婦二人とも年金だけで老人ホームに入れますか?

年金額、預貯金、施設料金などによって異なります。二人分の月額総額と将来の収入変化を確認しましょう。

Q5. 夫婦の一方に認知症があっても一緒に入れますか?

施設の認知症対応体制や介護度、居室条件によっては可能です。本人の安全と夫婦の生活の両方を考えて選びましょう。

Q6. 夫婦の一方が亡くなった場合、残された配偶者は住み続けられますか?

施設の契約によって異なります。二人部屋の継続利用、一人部屋への移動、料金変更などを契約前に確認してください。

Q7. 夫婦で入れる老人ホームを急いで探すことはできますか?

施設の空室状況や受入条件によっては、短期間で入居先を検討できる場合があります。ただし、同室での即入居を保証するものではありません。

第11章|まとめ|夫婦で暮らし続けるために、入居後のことまで考えましょう

夫婦で同じ老人ホームに入居することは可能です。

ただし、施設選びで大切なのは、単に二人部屋があるかどうかだけではありません。

二人の介護度や健康状態に対応できるか、毎月の費用を無理なく支払えるか、将来どちらかの介護が重くなっても暮らし続けられるかを確認することが重要です。

長年連れ添った夫婦が、これからも安心して過ごせる住まいを考えましょう。

夫婦で入れる老人ホームをお探しの方へ

「夫婦で同じ施設に入りたい」

「二人部屋のある施設を探している」

「介護度が違う夫婦でも入居できる施設を知りたい」

「費用や将来の生活が心配」

そのような段階でも、一般社団法人 東京都社会福祉支援センターへご相談いただけます。

ご本人・ご家族だけでなく、ケアマネジャーや病院MSWなど、支援者の方からのご相談にも対応しています。

夫婦の希望、健康状態、予算、希望地域をお聞かせください。

二人に合った施設選びを、一緒に考えていきましょう。

一般社団法人 東京都社会福祉支援センター


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