老人ホーム紹介の流れ|相談から見学・入居までを専門相談員が解説

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老人ホーム紹介の流れ|相談から見学・入居までを専門相談員が解説

「老人ホームを探したいけれど、何から始めればいい?」

「病院から退院を求められているが、施設が決まっていない」

「たくさん老人ホームがあって違いが分からない」

「本人に合った施設をどう選べばいい?」

「身元保証人がいなくても老人ホームを探せる?」

老人ホーム探しは、多くの方にとって初めての経験です。

特に入院中の高齢者の場合、限られた時間の中で老人ホームを探さなければならないケースもあります。

結論からいうと、老人ホーム紹介サービスでは一般的に、

相談

希望・身体状況等の確認

候補施設の選定

施設情報の比較

見学

申込み・面談・入居審査

契約

入居

という流れで進みます。

ただし、本当に大切なのは「空いている老人ホームを紹介すること」ではありません。

ご本人の身体状況、介護度、認知症、医療面、予算、希望地域、生活スタイルなどを確認し、

「その方が入居した後も安心して生活できる老人ホームか」

まで考えて選ぶことが重要です。

一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、老人ホーム紹介だけでなく、退院支援、居住支援、身元保証・身元引受、緊急連絡先、生活支援なども含めてご相談をお受けしています。

ご本人やご家族だけでなく、病院MSW(医療ソーシャルワーカー)、退院支援担当者、ケアマネジャー、地域包括支援センターなど、支援者の方からもご相談いただけます。


老人ホーム紹介サービスとは?

老人ホーム紹介サービスとは、ご本人やご家族の希望、身体状況、介護度、予算などを確認し、条件に合う老人ホームや高齢者向け住宅を探すお手伝いをするサービスです。

老人ホームにはさまざまな種類があり、同じ「老人ホーム」でも、

・費用
・介護体制
・医療対応
・認知症への対応
・居室
・食事
・立地
・面会
・看取り
・入居条件

などが異なります。

インターネット上で施設情報を検索するだけでは、「自分たちの場合はどこが合っているのか」が分からないことも少なくありません。

そこで専門相談員が状況を整理し、候補となる施設を比較しながら老人ホーム探しを進めます。


老人ホーム紹介の流れ|相談から入居まで8ステップ

STEP1 まずは相談

最初に、現在どのようなことで困っているのかを伺います。

例えば、

「入院中で退院期限が迫っている」

「自宅での一人暮らしが難しくなった」

「認知症が進んできた」

「家族だけで介護するのが難しい」

「老人ホームを探したいが予算が分からない」

「身元保証人になってくれる家族がいない」

などです。

まだ入居を決めていなくても構いません。

「老人ホームに入るべきなのか、自宅生活を続けられるのか分からない」という段階から相談できます。


STEP2 本人の状況・希望を確認

次に、老人ホーム選びに必要な情報を整理します。

主に確認するのは、

・年齢
・要介護度
・認知症の有無、状態
・現在の病気
・必要な医療処置
・服薬
・歩行状態
・食事
・排泄
・入浴
・本人の判断能力
・現在の住まい
・希望地域
・希望する生活
・月額予算
・入居一時金の予算
・家族、親族の状況
・身元保証人、緊急連絡先の有無

などです。

条件を細かく聞くのは、単に施設を絞り込むためだけではありません。

入居後に「こんなはずではなかった」となる可能性を減らすためです。


STEP3 希望条件の優先順位を整理

すべての希望を100%満たす施設が見つかるとは限りません。

そこで、

「絶対に外せない条件」

「できれば叶えたい条件」

を分けます。

例えば、

「医療対応は絶対条件」

「家族が通いやすい場所がいい」

「食事にはこだわりたい」

「個室がいい」

「月額○万円以内にしたい」

などです。

条件に優先順位をつけることで、施設選びがしやすくなります。


STEP4 条件に合う老人ホームを選定

確認した情報をもとに、候補となる老人ホームや高齢者向け住宅を探します。

ここで重要なのは、単純に「空室があります」という施設だけを並べないことです。

例えば、

認知症があるなら、どの程度まで対応できるか。

インスリン、胃ろう、在宅酸素などの医療的ケアが必要なら対応可能か。

夜間の介護・看護体制はどうか。

将来、介護度が上がっても生活を続けられるか。

看取りまで対応できるか。

こうした点まで確認して候補を絞ります。


老人ホームの種類も確認しましょう

「老人ホーム」と呼ばれる住まいには複数の種類があります。

代表的なものとして、

・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・特別養護老人ホーム
・認知症グループホーム

などがあります。

それぞれ入居条件やサービス、費用、介護の受け方などが異なります。

「有料老人ホームとサ高住、どちらがいい?」

という質問にも、一律の答えはありません。

本人の状態と希望によって変わります。


STEP5 候補施設を比較する

候補が見つかったら、パンフレットや施設情報を確認します。

比較したいのは料金だけではありません。

・介護体制
・看護体制
・医療連携
・認知症対応
・食事
・居室
・入浴設備
・レクリエーション
・外出
・面会
・看取り
・追加費用
・退去条件

なども確認します。

特に「月額○万円」という表示だけで判断しないことが重要です。

介護保険自己負担、医療費、日用品、理美容、オムツ、個別サービスなど、表示金額以外の費用が発生する場合があります。

「毎月、実際にはいくら必要になるのか」を確認しましょう。


STEP6 老人ホームを見学する

候補を絞ったら、可能であれば実際に見学します。

写真やパンフレットだけでは分からないことがあります。

見学時には、

・スタッフの挨拶や対応
・入居者の表情
・施設内の清潔感
・臭い
・食事
・居室
・共用スペース
・スタッフ配置
・夜間体制
・医療機関との連携
・認知症への対応
・看取り
・追加料金

などを確認します。

そして意外に大切なのが「雰囲気」です。

条件表では似ている2施設でも、実際に行くと印象がまったく違うことがあります。

ここはご本人がこれから生活する「家」になる場所です。

数字だけではなく、「ここで暮らしたいと思えるか」という視点も大切にしてください。


STEP7 申込み・面談・入居審査

希望する施設が決まったら、入居申込みへ進みます。

施設によって異なりますが、

・診療情報提供書
・健康診断書
・介護保険証
・負担割合証
・服薬情報

などの書類を求められることがあります。

また、施設担当者が本人と面談し、

・身体状況
・認知症
・医療処置
・介護状況
・生活上の注意点

などを確認します。

そのうえで施設側が受入れ可能か判断します。

「空室がある=必ず入居できる」ではない点には注意が必要です。


STEP8 契約・入居

入居が決まったら、重要事項説明や契約内容を確認して契約します。

契約前には、

・入居一時金
・月額費用
・追加料金
・退去条件
・入居一時金の返還
・医療対応
・入院が長期化した場合
・看取り
・身元引受
・死亡時の対応

なども確認しておきましょう。

契約後、必要な家具や衣類、生活用品などを準備して入居となります。


入院中から老人ホームを探す場合

病院から、

「そろそろ退院先を決めてください」

と言われて初めて老人ホーム探しを始める方もいます。

この場合は時間が限られるため、

相談

施設選定

見学

申込み

施設面談

入居審査

退院・入居

を効率よく進める必要があります。

病院MSWや退院支援担当者と施設側が必要な情報を共有しながら進めることが重要です。

一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、病院MSWなど支援者から直接ご相談いただくこともできます。


身寄りがなくても老人ホームを探せますか?

「身寄りがないから老人ホームに入れない」と最初から決める必要はありません。

ただし施設によっては、入居契約の際に身元保証人、身元引受人、緊急連絡先などを求める場合があります。

ここで重要なのは、

「誰か一人、家族の代わりを探す」

と考えるのではなく、

・身元保証
・緊急連絡先
・金銭面
・入院時対応
・退去時対応
・死亡時対応

など、施設が何を求めているのかを確認することです。

一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、老人ホーム紹介とあわせて、身元保証・身元引受についてもご相談いただけます。


認知症があっても老人ホームを紹介してもらえますか?

認知症があることだけで、すべての老人ホームへの入居ができなくなるわけではありません。

ただし、

・認知症の程度
・徘徊
・昼夜逆転
・介護拒否
・暴言、暴力
・医療的な問題

などによって受入れ可能な施設は変わります。

重要なのは認知症を隠して入居することではなく、現在の状態を正確に伝え、その状態に対応できる施設を探すことです。


老人ホーム紹介で失敗しないための5つのポイント

1.料金だけで決めない

月額費用だけではなく、実際に必要になる総額を確認します。

2.現在だけでなく将来を見る

介護度や医療依存度が上がった場合も住み続けられるか確認します。

3.できれば見学する

施設の雰囲気は資料だけでは分かりません。

4.本人の希望を置き去りにしない

ご家族や支援者だけで決めず、可能な限り本人の意思を確認します。

5.契約前に「退去条件」を確認する

どのような状態になると住み続けられなくなるのかも重要です。


老人ホーム紹介会社はどう選べばいい?

老人ホーム紹介サービスを選ぶ際には、

「何施設紹介してくれるか」

だけではなく、

・本人の話を聞いてくれるか
・メリットだけでなく注意点も説明するか
・特定施設だけを強く勧めないか
・医療、介護の状態を理解しているか
・入居後まで考えて施設を提案しているか
・身元保証や住まいなど周辺問題にも対応できるか

を見ることをおすすめします。

私たちが大切にしているのもここです。

「老人ホームを紹介すること」自体をゴールにはしていません。


一般社団法人東京都社会福祉支援センターの老人ホーム紹介

当センターの特徴は、老人ホーム探しだけを単独で考えないことです。

例えば、

「病院から退院する必要がある」

「自宅には戻れない」

「老人ホームを探す」

「身元保証人がいない」

「入居後の緊急連絡先もいない」

というケースがあります。

一般的な施設検索だけでは、途中で支援が止まってしまうことがあります。

そこで当センターでは必要に応じて、

老人ホーム紹介

退院支援

居住支援

身元保証・身元引受

緊急連絡先

生活支援

死後事務

という形で、その方の状況を整理します。

一般社団法人東京都社会福祉支援センターは、東京都指定の居住支援法人でもあります。

そのため、

「老人ホームがいいのか、賃貸住宅がいいのか分からない」

という段階から相談できます。

老人ホームへ入ることありきではなく、その方に合った「これからの住まい」を一緒に考えます。


病院MSW・ケアマネジャー・地域包括支援センターの方へ

このようなケースは早めにご相談ください。

・退院期限が迫っている
・独居で自宅復帰が難しい
・身寄りがない
・家族から支援を受けられない
・老人ホームが決まらない
・認知症がある
・医療対応が必要
・身元保証人がいない
・退院後の住まいから検討する必要がある

ご本人の利用がまだ決まっていない段階でも構いません。

現在分かっている情報から、

「老人ホームが適しているのか」

「自宅復帰の可能性はあるのか」

「別の住まいを検討できるのか」

「身元保証等の支援が必要なのか」

を一緒に整理します。


よくある質問

Q. 老人ホームはいつから探し始めればいいですか?

入居の必要性が見えてきた段階で、早めに情報収集を始めることをおすすめします。

特に退院期限がある場合、施設選定・見学・面談・審査などに時間が必要になることがあります。

Q. 老人ホームを見学せずに決めてもいいですか?

事情により難しい場合もありますが、可能であれば見学をおすすめします。

設備だけでなく、スタッフや入居者の様子、施設全体の雰囲気を確認できるからです。

Q. 身元保証人がいません。

ご相談ください。

施設が求めている身元保証・緊急連絡先等の役割を確認し、必要な支援を整理します。

Q. 本人が老人ホームを嫌がっています。

まず本人が何を不安に感じているのかを確認することが重要です。

施設へ入ることを前提に説得するのではなく、自宅生活を続ける選択肢も含めて考えます。

Q. 病院MSWから相談できますか?

はい。

病院MSW、退院支援担当者、ケアマネジャー、地域包括支援センターなど、支援者からもご相談いただけます。

Q. 老人ホームか賃貸住宅か決めていません。

その段階からご相談いただけます。

一般社団法人東京都社会福祉支援センターは東京都指定の居住支援法人でもあるため、老人ホーム紹介だけでなく退院後の住まい探しについても相談できます。


老人ホーム紹介のゴールは「入居」ではありません

老人ホーム探しでは、どうしても

「空室があるか」

「いくらかかるか」

「いつ入れるか」

に目が向きます。

もちろん、どれも重要です。

しかし私たちがもっと大切にしたいのは、

「その方が入居した翌日から、どんな生活を送るのか」

ということです。

ご本人が安心できるか。

必要な介護を受けられるか。

医療面は大丈夫か。

好きなことを続けられるか。

ご家族が無理なく関われるか。

将来、身体状況が変わっても生活できるか。

老人ホームは「入る場所」ではなく、その方にとって新しい「暮らす場所」です。

だからこそ、一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、施設を紹介して終わるのではなく、その方のこれからの生活を一緒に考えることを大切にしています。

「老人ホームを探した方がいいのか分からない」

その段階でも構いません。

まず現在のお困りごとをお聞かせください。

一般社団法人東京都社会福祉支援センター
東京都指定 居住支援法人

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