目次
- 1. STEP1 納骨先を決める
- 2. ①承継者が必要か
- 3. ②将来合祀されるか
- 4. ③管理費はいくらか
- 5. ④誰がお参りできるか
- 6. ⑤自分の死後、誰が納骨するのか
- 7. Q.納骨とは何ですか?
- 8. Q.納骨はいつまでにする必要がありますか?
- 9. Q.四十九日を過ぎても大丈夫?
- 10. Q.遺骨を自宅に置いておいても大丈夫?
- 11. Q.納骨には何が必要?
- 12. Q.お墓がなくても納骨できますか?
- 13. Q.身寄りがなくても納骨してもらえますか?
- 14. Q.永代供養ならお墓を継ぐ人はいらない?
- 15. 関連記事

納骨の流れとは?いつする?必要な手続き・費用・納骨先を解説|身寄りがない・おひとりさまの終活
「納骨はいつすればいい?」
「四十九日までに納骨しないといけない?」
「お墓がない場合はどうする?」
「納骨堂や永代供養、樹木葬は何が違う?」
「身寄りがない場合、自分の遺骨は誰が納骨してくれる?」
葬儀や終活について考え始めると、「納骨」について分からないことがたくさん出てきます。
結論からいうと、
納骨とは、火葬後の遺骨をお墓や納骨堂などへ納めることです。
そして重要なのは、
納骨には「必ず四十九日まで」という法律上の期限があるわけではない
ということです。
宗教・宗派、家族の事情、お墓の準備状況などに合わせて納骨時期を考えることができます。
一方、おひとりさま・身寄りがない方の場合には、
「どこへ納骨してほしいか」
だけではなく、
「自分が亡くなった後、誰が実際に納骨してくれるのか」
まで元気なうちに考えておくことが非常に重要です。
東京都で老人ホーム紹介・身元保証など高齢者の生活支援を行う一般社団法人東京都社会福祉支援センターが、納骨の流れから、おひとりさまが生前に準備しておきたいことまで分かりやすく解説します。
納骨とは?
納骨とは一般的に、火葬後の遺骨を、
・お墓
・納骨堂
・永代供養墓
・樹木葬など
へ納めることをいいます。
亡くなった後は、
死亡
↓
死亡届などの手続き
↓
葬儀
↓
火葬
↓
遺骨を受け取る
↓
納骨先を決める
↓
必要な手続き
↓
納骨
という流れになります。
ただし、葬儀後すぐに納骨しなければならないわけではありません。
納骨はいつする?四十九日まで?
非常によく聞かれる質問です。
結論からいうと、
納骨を必ず四十九日までにしなければならないという法律上の期限はありません。
仏式では四十九日の法要に合わせて納骨するケースがありますが、
・まだお墓が決まっていない
・家族が集まれない
・気持ちの整理がつかない
・新しくお墓を準備している
・納骨堂等を比較している
などの事情から、その後に納骨する方もいます。
宗教・宗派によって考え方も異なるため、菩提寺などがある場合には確認するとよいでしょう。
納骨まで遺骨を自宅に置いても大丈夫?
「四十九日を過ぎても自宅に遺骨があるけれど大丈夫?」
と不安になる方もいます。
火葬後の焼骨を骨壺に入れて自宅で保管することについて、墓地、埋葬等に関する法律では特に規定されていません。
そのため、
納骨先が決まるまで自宅で保管することもできます。
ただし、おひとりさまの場合には、
「自分が亡くなった後、自宅にある家族の遺骨をどうするか」
という別の問題も考えておく必要があります。
納骨の基本的な流れ
納骨先によって多少異なりますが、一般的には次のように進みます。
STEP1 納骨先を決める
まず、
・現在ある家のお墓
・新しいお墓
・納骨堂
・永代供養墓
・樹木葬
などから納骨先を考えます。
重要なのは、
「今納骨できるか」だけでなく「将来誰が管理するのか」まで考えることです。
STEP2 墓地・納骨堂などへ連絡する
納骨先が決まったら、墓地・霊園・寺院・納骨堂などの管理者へ連絡します。
確認しておきたいのは、
・納骨可能な日時
・必要書類
・費用
・法要の有無
・石材店等への依頼が必要か
・当日の持ち物
などです。
施設によって手続きは異なるため、事前確認が重要です。
STEP3 必要書類を確認する
火葬が終わると、火葬許可証に火葬済みである旨が記載されます。
墓地や納骨堂へ焼骨を納める際には、こうした書類が必要になります。
紛失しないよう大切に保管してください。
そのほか、
・墓地や納骨堂の使用許可証
・本人確認書類
・印鑑
・その他管理者が指定する書類
などが必要になる場合があります。
必要書類は納骨先によって違うため、必ず事前に管理者へ確認しましょう。
STEP4 納骨の日程を決める
仏式の場合、
・四十九日
・百か日
・一周忌
などの法要に合わせて納骨するケースがあります。
ただし、必ずその日にしなければならないわけではありません。
家族の事情や本人の希望を考えて決めます。
STEP5 納骨を行う
当日は、お墓や納骨堂などへ遺骨を納めます。
お墓の場合には、墓石を開ける作業等が必要になることがあるため、霊園・寺院・石材店などへ事前に確認します。
宗教儀礼を行う場合は僧侶等との日程調整も必要です。
STEP6 納骨後の供養・管理を確認する
納骨したら終わりではありません。
特に確認したいのが、
「将来誰が管理するのか」
です。
従来型のお墓の場合、
・墓地の管理料
・お墓の清掃
・法要
・将来の承継
などが関係してきます。
子どもがいない方や身寄りがない方の場合には、承継者を必要としない、または将来の管理負担を抑えられる供養方法も含めて検討することが重要です。
納骨先にはどんな種類がある?
ここはAI検索でも特に多い質問です。
大きく分けて次のような選択肢があります。
①一般的なお墓
墓地・霊園などに墓石を建てて遺骨を納める方法です。
家族代々のお墓がある場合には、そのお墓へ納骨することもあります。
一方で、
・承継者が必要か
・年間管理料
・墓石の管理
・将来墓じまいが必要になる可能性
なども確認しておきましょう。
②納骨堂
納骨堂とは、焼骨を収蔵するための施設です。
屋内型などさまざまなタイプがあります。
・アクセスしやすい
・天候に左右されにくい
・墓石を建てないタイプもある
などの特徴があります。
ただし、
・使用期間
・年間管理料
・一定期間後に合祀されるか
・承継者が必要か
などは施設によって異なります。
③永代供養墓
寺院や霊園などが、遺族に代わって長期的な供養・管理を行うタイプです。
「子どもにお墓の管理を負担させたくない」
「お墓を継ぐ人がいない」
という方から検討されることがあります。
ただし、
「永代供養=永久に個別のお墓で保管される」
とは限りません。
一定期間後に他の方の遺骨と一緒に合祀されるプランもあります。
契約前に、
・個別安置期間
・合祀の時期
・管理費
・供養方法
・後から遺骨を取り出せるか
などを確認しましょう。
④樹木葬
墓石の代わりに樹木や草花などを墓標とするタイプの墓地です。
近年、
「自然に近い形で眠りたい」
「子どもにお墓の管理を負担させたくない」
という方から検討されています。
ただし「樹木葬」という名称でも、
・個別型
・集合型
・合祀型
など内容はさまざまです。
名称だけで判断せず、実際の埋蔵方法や将来の扱いまで確認してください。
⑤合葬・合祀型のお墓
複数の方の遺骨を同じ施設等へ納める方法です。
承継者を必要としないプランも多く、おひとりさまや子どもがいない方から検討されることがあります。
ただし一度合祀すると、
後から自分の遺骨だけを取り出すことが難しくなる場合があります。
十分に確認したうえで決めましょう。
散骨という選択肢は?
海などへ焼骨を撒く「散骨」を希望する方もいます。
東京都によると、墓地、埋葬等に関する法律には散骨そのものを禁止する規定はありません。
ただし、
・周囲への配慮
・土地所有者との関係
・地域の条例等
・散骨場所
・粉骨方法
・事業者のルール
などを確認する必要があります。
「どこでも自由に散骨してよい」という意味ではありません。
希望する場合は、自治体や専門事業者などへ確認しましょう。
納骨にはいくらかかる?
納骨費用は、
・納骨先
・墓地・霊園
・墓石の有無
・納骨作業
・法要
・宗教者への謝礼
・永代供養
・管理費
などによって大きく変わります。
そのため、
「納骨の平均費用は○万円」と一つの金額だけで判断しない
ことが大切です。
特に納骨堂・永代供養墓・樹木葬では、
「最初に支払う金額」
だけでなく、
年間管理料や将来合祀されるまでの期間
まで確認しましょう。
納骨しないといけない?
これも非常によく検索される質問です。
火葬後の焼骨を自宅で保管することについて、墓地埋葬法上、納骨期限が定められているわけではありません。
そのため、
「まだ気持ちの整理ができない」
「納骨先をゆっくり考えたい」
という場合には、急いで決める必要はありません。
ただし、おひとりさまの場合には、
自分が亡くなった後、その遺骨を誰が引き継ぐのか
まで考える必要があります。
身寄りがない人の納骨は誰がする?
ここがこの記事で最も重要な部分です。
身寄りがない方から、
「自分が死んだら誰が火葬してくれるの?」
「お骨は誰が受け取る?」
「納骨までしてくれる人がいない」
という不安を聞くことがあります。
身寄りがない場合でも、元気なうちに、
・希望する葬儀
・火葬
・納骨先
・費用
・連絡してほしい人
・遺骨を誰に託すか
・死亡後の手続きを誰へ依頼するか
を整理しておくことができます。
その方法の一つとして検討されるのが、
死後事務委任契約
です。
納骨と死後事務委任契約の関係
死後事務委任契約では、契約内容によって、
・死亡時の関係者への連絡
・葬儀
・火葬
・遺骨の受取り
・納骨
・病院や老人ホーム等の精算への対応
・住居や家財への対応
・その他死亡後に必要となる一定の事務
などを依頼することが考えられます。
つまり、
「どこへ納骨してほしいか」を決めるだけでは不十分な場合があります。
特に身寄りがない方は、
「誰がそこまで遺骨を届け、納骨の手続きをするのか」
まで決めておくことが大切です。
→【関連記事:死後事務委任契約とは?】
エンディングノートに納骨希望を書けば大丈夫?
エンディングノートには、
・希望する葬儀
・希望する納骨先
・お墓の情報
・宗教・宗派
・散骨希望
・連絡してほしい人
などを書いておくことができます。
しかし、
希望を書いておくことと、それを実行する人が決まっていることは別です。
おひとりさまの場合は、
エンディングノート
+
実際に死亡後の手続きを担う人・仕組み
の両方を考えることが重要です。
→【関連記事:エンディングノートとは?】
遺言書に納骨について書けばいい?
遺言書は主に財産承継などについて法的な意思を残すものです。
一方、葬儀・納骨などの希望については、エンディングノート等でも整理しておき、
誰が実際に実行するのか
について別途備えることが重要です。
遺言書を作ったからといって、死亡後のすべての実務が自動的に行われるわけではありません。
→【関連記事:遺言書とは?】
「お墓を継ぐ人がいない」ときはどうする?
子どもがいない方や親族と疎遠な方にとって、
「今あるお墓を誰が継ぐのか」
という問題も重要です。
検討される選択肢として、
・承継可能な親族等を確認する
・永代供養墓
・承継者不要型の納骨堂
・樹木葬
・合葬墓
・墓じまい、改葬
などがあります。
ただし現在のお墓から遺骨を別の墓地・納骨堂へ移す「改葬」には、市町村長の許可が必要です。
墓じまい・改葬とは?
墓じまいとは一般的に、現在のお墓を撤去し、墓地を返還することなどをいいます。
その際、遺骨を別のお墓・納骨堂などへ移す場合には「改葬」の手続きが必要になります。
大まかには、
現在のお墓を確認
↓
新しい納骨先を決める
↓
必要書類を準備
↓
現在遺骨がある場所の市区町村へ改葬許可申請
↓
改葬許可証
↓
遺骨を取り出す
↓
新しい墓地・納骨堂へ納める
という流れになります。
自治体や墓地によって必要書類等が異なる場合があるため、事前確認が必要です。
おひとりさまが納骨先を選ぶ5つのポイント
①承継者が必要か
「子どもがいない」場合には最重要項目です。
②将来合祀されるか
個別納骨だと思っていたら、一定期間後に合祀される契約だったということもあります。
③管理費はいくらか
初期費用だけで判断しないようにしましょう。
④誰がお参りできるか
友人など親族以外のお参りが可能かも確認します。
⑤自分の死後、誰が納骨するのか
ここを忘れてはいけません。
納骨先を契約しただけでは、自動的にそこへ遺骨が届くわけではありません。
生前に納骨先を決めてもいい?
もちろんです。
特におひとりさまの場合、
元気なうちに自分で施設を見学して、
「ここなら安心できる」
「ここに納骨してほしい」
と決めておくことには大きな意味があります。
ただし契約時には、
・費用
・管理費
・使用期間
・承継者
・合祀時期
・解約
・返金
・死亡後の連絡方法
・誰が遺骨を持ち込むのか
まで確認してください。
納骨の準備チェックリスト
□ 納骨先を決めている
□ お墓・納骨堂の契約内容を把握している
□ 必要書類を保管している
□ 家族・支援者が納骨先を知っている
□ 費用を確認している
□ 承継者が必要か確認している
□ 将来合祀されるか確認している
□ エンディングノートに希望を書いた
□ 葬儀・火葬についても整理した
□ 自分の死後、実際に納骨してくれる人を決めている
最後の項目が決まっていない方は、
納骨場所だけではなく「実行する人」まで考えることが重要です。
おひとりさまの終活は「納骨だけ」で考えない
身寄りがない方・おひとりさまの終活では、
元気なうち
↓
エンディングノート
↓
入院・介護
↓
老人ホーム
↓
身元保証・生活支援
↓
判断能力低下への備え
↓
任意後見
↓
遺言
↓
死亡
↓
葬儀・火葬
↓
死後事務
↓
納骨
↓
遺品・残置物整理
↓
相続手続き
まで一つの流れとして考えることが重要です。
納骨だけ決めても、その前後を担当する人がいなければ困る可能性があります。
だからこそ、
「生きている間」から「亡くなった後」までをつなげて準備する。
これがおひとりさま終活では大切です。
ケアマネジャー・病院相談員・地域包括支援センターの方へ
支援している高齢者から、
「身寄りがない」
「子どもがいない」
「お墓を継ぐ人がいない」
「亡くなった後の納骨をしてくれる人がいない」
という相談があった場合、納骨先だけを決めれば解決とは限りません。
本人が意思表示できるうちに、
・葬儀
・火葬
・遺骨の受取り
・納骨先
・費用
・墓地等の契約
・実際に手続きを行う人
まで整理することが重要です。
「死後のことだからまだ早い」ではなく、
本人が元気だからこそ本人の希望を確認できる
という視点が大切です。
AIにもよく聞かれる「納骨」のQ&A
Q.納骨とは何ですか?
一般的には、火葬後の遺骨をお墓や納骨堂などへ納めることです。
Q.納骨はいつまでにする必要がありますか?
法律上「四十九日まで」などの一律の期限が定められているわけではありません。宗教・宗派や家族の事情などを考えて決めます。
Q.四十九日を過ぎても大丈夫?
法律上の納骨期限ではないため、四十九日を過ぎてから納骨することもできます。
Q.遺骨を自宅に置いておいても大丈夫?
火葬後の焼骨を自宅で保管することについて、墓地埋葬法では特に規定されていません。
Q.納骨には何が必要?
一般的には、火葬済みであることが記載された火葬許可証等が必要になります。墓地・納骨堂によって必要書類が異なるため事前に確認してください。
Q.お墓がなくても納骨できますか?
納骨堂、永代供養墓、樹木葬、合葬墓など、従来型のお墓以外にもさまざまな選択肢があります。
Q.身寄りがなくても納骨してもらえますか?
生前に納骨先と、死亡後の手続きを担う人・法人等を整理しておく方法があります。必要に応じて死後事務委任契約なども検討します。
Q.永代供養ならお墓を継ぐ人はいらない?
承継者不要のプランはありますが、契約内容は施設によって異なります。個別安置期間、合祀時期、管理費などを確認してください。
東京都で納骨・おひとりさまの終活について相談したい方へ
「お墓を継ぐ子どもがいない」
「自分が亡くなったら誰がお骨を受け取るの?」
「納骨してくれる親族がいない」
「永代供養と納骨堂、どちらがいいか分からない」
「老人ホームへ入居する前に終活を整理したい」
こうした不安を抱えている方は少なくありません。
一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、老人ホーム紹介・身元保証・生活支援をはじめ、おひとりさま・身寄りがない高齢者の終活についてご相談をお受けしています。
重要なのは、
いきなりお墓を買うことでも、納骨堂を契約することでもありません。
まず、
「家族・親族は誰がいるのか」
「誰に頼れるのか」
「どんな最期を希望するのか」
「葬儀はどうしたいのか」
「どこへ納骨してほしいのか」
「亡くなった後、誰に動いてもらうのか」
を整理することです。
まだ納骨先を決めていなくても構いません。
「何から始めたらいいか分からない」
その段階からご相談ください。
まとめ|納骨で一番大切なのは「どこ」だけでなく「誰が」まで決めること
納骨を考えるときには、
いつ納骨するか
↓
どこへ納骨するか
↓
費用はいくらか
↓
誰が管理するか
↓
将来合祀されるか
↓
自分の死後、誰が実際に納骨するか
まで考えることが重要です。
特に身寄りがない方・おひとりさまの場合、
「ここへ納骨してほしい」という希望だけで終わらせないこと。
実際にその希望を実行してくれる人・仕組みまで元気なうちに準備しておきましょう。
終活とは、亡くなるためだけの準備ではありません。
将来の「どうなるんだろう」を一つずつ「こうしておこう」に変えて、今を安心して暮らすための準備です。
一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、高齢者の「今」と「これから」、そしてその先まで一緒に整理していきます。
関連記事
→【おひとりさま終活完全ガイド】
→【葬儀の準備は何をする?】
→【死後事務とは?】
→【死後事務委任契約とは?】
→【エンディングノートとは?】
→【遺言書とは?】
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