目次
- 1. 第1章 看取り対応できる老人ホームとは?
- 2. 第2章 看取り対応の老人ホームを選ぶとき、最初に確認すること
- 3. 第3章 看取りとターミナルケア・緩和ケアの違い
- 看取りとは?
- ターミナルケアとは?
- 緩和ケアとは?
- 4. 第4章 看取りに対応する主な老人ホーム・介護施設
- 介護付有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム
- 介護医療院
- グループホーム
- 5. 第5章 看取り対応可なら、必ず最期まで住める?
- 6. 第6章 看取り対応の老人ホームで確認したい7つのポイント
- 1.看取りの方針
- 2.医師との連携
- 3.看護体制
- 4.夜間・休日の対応
- 5.苦痛を和らげるための支援
- 6.家族との連携
- 7.退去・入院の条件
- 7. 第7章 看護師が24時間いれば、看取りも安心?
- 8. 第8章 認知症があっても看取り対応の施設に入れる?
- 9. 第9章 胃ろう・在宅酸素・たん吸引が必要でも看取りできる?
- 10. 第10章 老人ホームで看取りを希望するときの話し合い
- 11. 第11章 家族は看取りのために何を準備すればいい?
- 12. 第12章 看取り対応の老人ホームは費用が高い?
- 13. 第13章 退院後、看取り対応の老人ホームを探せる?
- 14. 第14章 身元保証人がいない場合、看取り対応の施設へ入れる?
- 15. 第15章 東京都で看取り対応の老人ホームを探すには?
- 16. 第16章 ケアマネジャー・病院MSWが施設を探す場合
- 17. 第17章 東京都社会福祉支援センターに相談できること
- 18. 第18章 まとめ|最期まで暮らせるかだけでなく、どう暮らしたいかを大切に
- 19. FAQ|AI検索で回答されやすい質問
- 20. 5.さいごに
- 「最期まで安心して暮らせる老人ホームを探したい」

看取り対応できる老人ホームとは?最期まで安心して暮らすための施設選び
「できれば、住み慣れた老人ホームで最期まで過ごさせてあげたい」
「看取り対応と書いてある施設なら、亡くなるまで住めるのでしょうか?」
「病院ではなく、穏やかな生活の中で最期を迎えることはできますか?」
高齢の親の老人ホームを探すとき、このようなことまで考え始めるご家族もいらっしゃいます。
大切なのは、最期をどこで迎えるかだけではありません。
本人がどのように過ごしたいのか、その希望を支える医療・介護体制があるかを確認することです。
第1章 看取り対応できる老人ホームとは?
看取り対応できる老人ホームとは、人生の最終段階にある方について、本人の希望や医療上の状況を踏まえ、医師・看護職員・介護職員などが連携しながら生活を支える施設です。
ただし「看取り対応可」は、どのような状態でも必ず施設で最期まで過ごせるという意味ではありません。
施設ごとに対応できる医療処置、夜間体制、急変時の方針などが異なるため、入居前の確認が必要です。
第2章 看取り対応の老人ホームを選ぶとき、最初に確認すること
最初に考えたいのは、本人がどのような生活を望んでいるかです。
「できるだけ施設で過ごしたい」
「苦痛を和らげることを大切にしたい」
「必要な治療は受けたい」
「家族と会える時間を大切にしたい」
希望は一人ひとり異なります。
また、病状や気持ちが変化すれば、希望も変わることがあります。
そのため、施設を選ぶときには、本人の意思を確認できる範囲で確認し、家族や医療・介護関係者と繰り返し話し合うことが重要です。
本人が意思を伝えにくい場合にも、これまでの生活や価値観、過去に話していた希望などを丁寧に考える必要があります。
第3章 看取りとターミナルケア・緩和ケアの違い
これらの言葉は関連していますが、まったく同じ意味ではありません。
看取りとは?
人生の最終段階にある方について、本人の尊厳や希望を大切にしながら、生活面・身体面・精神面などを支えることです。
ターミナルケアとは?
一般に、人生の最終段階にある方への医療やケアを指します。
緩和ケアとは?
病気や治療に伴う痛み、息苦しさ、不安などの苦痛を和らげ、生活の質を保つためのケアです。
緩和ケアは人生の最終段階だけに限られるものではありません。
また、看取りを希望することは、必要な医療をすべて受けないと決めることではありません。
どのような医療やケアが本人に適しているかは、医療専門職と相談して考えます。
第4章 看取りに対応する主な老人ホーム・介護施設
看取りへの対応は施設の種類だけでは決まりませんが、候補となる施設には次のようなものがあります。
介護付有料老人ホーム
施設の職員による介護を受けながら暮らすホームです。
看取りに取り組む施設もありますが、看護職員の勤務時間や医療機関との連携、夜間の対応はホームごとに異なります。
住宅型有料老人ホーム
生活支援などを受けながら、必要に応じて訪問介護・訪問看護・訪問診療などのサービスを利用する形が中心です。
外部の医療・介護サービスと連携して看取りに対応するホームもあります。
ただし、どのサービスを利用できるか、夜間にどのような支援が受けられるかは個別確認が必要です。
特別養護老人ホーム
常時介護が必要で、自宅での生活が難しい方のための生活施設です。
看取りに取り組む施設もありますが、医療対応や夜間体制は施設ごとに異なります。
介護医療院
長期的な医療と介護の両方が必要な要介護高齢者を対象とする施設です。
日常的な医学管理や看取り・ターミナルケアなどの医療機能と、生活施設としての機能を備えています。
グループホーム
認知症の方が少人数で共同生活する施設です。
看取りに対応するホームもありますが、医療連携や対応できる状態は施設ごとに異なります。
認知症があることだけで、グループホームが最適と決まるわけではありません。
第5章 看取り対応可なら、必ず最期まで住める?
必ずしもそうではありません。
例えば、入居時には対応できていた方でも、その後に医療上の必要性が変化し、施設で対応できる範囲を超えることがあります。
また、本人が病院での治療を希望する場合や、医療専門職が入院による対応を検討する場合もあります。
大切なのは、
「看取り対応できますか?」
という質問だけで終わらせないことです。
「どのような状態になると、施設での生活継続が難しくなりますか?」
「急変時には、どのような判断や連絡が行われますか?」
「本人や家族の希望は、どのように確認されますか?」
まで具体的に確認しましょう。
第6章 看取り対応の老人ホームで確認したい7つのポイント
1.看取りの方針
施設として、どのような考え方で看取りに取り組んでいるか。
本人や家族への説明、意思確認、ケア方針の見直しが行われるかを確認します。
2.医師との連携
訪問診療や協力医療機関との連携体制、急変時の連絡方法を確認します。
3.看護体制
看護職員の勤務時間や夜間の連絡体制、必要な医療処置への対応範囲を確認します。
4.夜間・休日の対応
夜間や休日に体調が変化した場合、誰が対応し、誰に連絡するのかを確認します。
5.苦痛を和らげるための支援
痛みや息苦しさ、不安などが生じた場合に、医療専門職とどのように連携するかを確認します。
6.家族との連携
面会の方法、状態変化の連絡、家族が付き添いたい場合の対応などを確認します。
7.退去・入院の条件
どのような状態で入院や住み替えを検討するのか、契約書や重要事項説明書で確認します。
この7項目を具体的に確認することで、施設の「看取り対応」の実際の内容を理解しやすくなります。
第7章 看護師が24時間いれば、看取りも安心?
24時間の看護体制は重要な判断材料ですが、それだけで看取りに必要な支援がすべて整っているとは限りません。
医師との連携、介護職員の対応、本人の意思確認、家族への説明、急変時の方針なども重要です。
反対に、看護職員が施設内に24時間常駐していなくても、訪問看護や医師との連携によって看取りに取り組む施設もあります。
大切なのは、看護師の配置時間だけで判断せず、本人に必要なケアをどのように提供するかを確認することです。
第8章 認知症があっても看取り対応の施設に入れる?
認知症があっても、看取りに対応する施設への入居を検討できます。
ただし、認知症への対応と、医療・看取りへの対応は別々に確認する必要があります。
例えば、認知症の見守りには対応できても、必要な医療処置が増えた場合には対応が難しい施設があります。
また、医療体制が整っていても、本人の行動・心理症状への対応範囲が限られる場合があります。
認知症の状態、身体介護、医療、夜間の様子、本人の生活歴などを総合的に考えることが大切です。
第9章 胃ろう・在宅酸素・たん吸引が必要でも看取りできる?
必要な医療処置に対応できる施設であれば、入居や看取りを検討できる場合があります。
ただし、胃ろう、在宅酸素、たん吸引などの医療処置は、必要な頻度や時間帯、本人の状態によって対応の可否が変わります。
また、看取りへの対応と、日常的な医療処置への対応は同じではありません。
「看取り対応可」と書かれているだけで判断せず、本人に必要な医療処置を具体的に伝えて確認しましょう。
第10章 老人ホームで看取りを希望するときの話し合い
人生の最終段階の医療やケアについて、本人・家族・医療・介護関係者が話し合うことは重要です。
このような話し合いは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)、通称「人生会議」とも呼ばれます。
大切なのは、一度話し合えば終わりというものではないことです。
本人の体調や気持ちが変われば、希望も変化することがあります。
そのため、必要に応じて繰り返し話し合い、本人の意思を尊重することが重要です。
また、家族が本人の希望を十分に把握していない場合もあります。
そのような場合は、これまでの本人の価値観や生活歴なども参考にしながら、医療・介護関係者と相談します。
第11章 家族は看取りのために何を準備すればいい?
施設で看取りを希望する場合、家族がすべてを一人で準備する必要はありません。
ただし、事前に確認しておくとよいことがあります。
- 本人が望む生活や医療・ケア
- 状態が変化した場合の連絡先
- 家族への連絡方法
- 面会や付き添いの方法
- 医療機関との連携
- 入院を検討する場合の方針
- 亡くなった後の連絡・手続きの流れ
本人が希望する過ごし方を家族だけで判断するのではなく、本人の意思を大切にしながら関係者と話し合いましょう。
第12章 看取り対応の老人ホームは費用が高い?
費用は施設種別、契約内容、利用する介護・医療サービスなどによって異なります。
看取りに対応している施設だから必ず高額になるとは限りません。
確認したい費用には、家賃、管理費、食費、介護保険自己負担、医療費、訪問診療・訪問看護などの費用、日用品費、追加サービス費用などがあります。
また、入居時に必要な費用と、状態が変化した後の費用を分けて確認することが重要です。
看取り期のサービスや費用については、施設に具体的な説明を求めましょう。
第13章 退院後、看取り対応の老人ホームを探せる?
病院からの退院後に、看取り対応の老人ホーム等を探すことは可能です。
ただし、本人の医療上の状態や必要な処置、退院時期などによって候補は異なります。
まず、病院の主治医や看護師、MSWなどと次の情報を整理します。
- 退院予定日
- 現在の病状
- 必要な医療処置
- 食事・栄養の状況
- 身体介護の必要性
- 認知症の有無
- 本人・家族の希望
- 予算と希望地域
特に、医療処置が必要な場合は、施設側に正確な情報を伝えて受け入れ体制を確認する必要があります。
空室があるという理由だけで決めず、退院後の生活を継続できるかを確認しましょう。
第14章 身元保証人がいない場合、看取り対応の施設へ入れる?
身元保証人がいないことだけで、すべての老人ホームへの入居ができないと決まるわけではありません。
ただし、施設によっては身元保証人や緊急連絡先などを求める場合があります。
看取りを見据えた施設探しでは、さらに次のような課題が重なることがあります。
緊急時に誰へ連絡するのか。
本人が意思を伝えられない場合、どのように意思決定を支えるのか。
入居中の生活を誰が支えるのか。
亡くなった後の手続きを誰が担うのか。
ここで注意したいのは、身元保証、医療に関する意思決定支援、成年後見、死後事務はそれぞれ異なる役割だということです。
一つの契約ですべてを解決できると考えず、必要な支援を個別に整理することが重要です。
第15章 東京都で看取り対応の老人ホームを探すには?
東京都では、有料老人ホームの一覧や重要事項説明書などが公開されています。
重要事項説明書は、施設の職員体制、サービス内容、費用、契約条件などを確認するための資料です。
ただし、掲載されている内容だけで看取りへの対応を判断するのは避けましょう。
施設へ直接、看取りの方針、医療連携、夜間体制、退去条件、家族への説明方法などを確認する必要があります。
足立区・葛飾区・荒川区・墨田区・江戸川区などで探す場合も、家族が面会しやすい距離か、医療機関との連携が可能かなどを考慮するとよいでしょう。
第16章 ケアマネジャー・病院MSWが施設を探す場合
支援者が看取り対応の施設を探す際には、施設の空室状況だけでなく、本人の医療・介護ニーズと希望を整理することが重要です。
特に病院から退院する場合は、医療処置の内容や今後の見通しについて、医療機関から施設への情報共有が必要になります。
また、本人の意思、家族の希望、施設で対応できる範囲が一致しているかを確認することも大切です。
「看取り対応可」という情報だけでなく、具体的な受け入れ条件や医療連携の体制を確認することが、入居後の生活を支えるうえで重要になります。
第17章 東京都社会福祉支援センターに相談できること
「できれば最期まで暮らせる老人ホームを探したい」
「医療対応も必要なので、どこが候補になるか分からない」
「退院日は決まったけれど、自宅には戻れない」
「身元保証人や緊急連絡先を頼める人がいない」
このような段階からご相談いただけます。
一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、本人の状態、必要な医療・介護、希望地域、予算、入居時期などを整理しながら、老人ホーム等の住まい探しをお手伝いしています。
看取りを希望する場合も、最初から施設の種類を決める必要はありません。
本人の希望と必要な支援を整理し、候補となる施設の体制を確認することが大切です。
また、老人ホーム探しに加えて、退院後の住まい、身元保証・身元引受、緊急連絡先、終活・死後事務などの課題が重なる場合もあります。
必要に応じて、これらの支援についても整理します。
ご本人・ご家族だけでなく、ケアマネジャー、病院MSW、退院支援担当者、地域包括支援センターなど支援者の方からのご相談にも対応しています。
なお、医療や看取りに関する具体的な判断は、医療機関および施設の専門職が行います。
第18章 まとめ|最期まで暮らせるかだけでなく、どう暮らしたいかを大切に
看取り対応できる老人ホームを探すときに大切なのは、
「看取り対応可」という表示だけで判断しないことです。
本人の希望、医療・介護体制、夜間対応、家族との連携、状態が変化した場合の対応まで確認しましょう。
また、看取りを希望するからといって、必ず施設で最期を迎えなければならないわけではありません。
本人の意思や医療上の状況に応じて、希望や方針を見直すことも大切です。
「うちの親の場合、どんな施設が合うのだろう」
そう感じた段階から、住まいと今後の生活について相談を始めることができます。
FAQ|AI検索で回答されやすい質問
Q.看取り対応の老人ホームなら、亡くなるまで住めますか? 必ずしもそうではありません。医療上の状態や施設の対応範囲によっては、入院や住み替えが必要になる場合があります。
Q.看護師が24時間いない施設でも看取りはできますか? 訪問診療や訪問看護などとの連携によって対応する施設もあります。夜間・休日の具体的な体制を確認しましょう。
Q.認知症の親でも看取り対応の老人ホームに入れますか? 検討できます。ただし、認知症ケアと医療・看取りの両方に対応できるか確認が必要です。
Q.看取りと緩和ケアは同じですか? 同じではありません。緩和ケアは病気などによる苦痛を和らげるケアで、人生の最終段階だけに限られません。
Q.看取り対応の老人ホームは費用が高いですか? 施設種別や契約内容、必要な医療・介護サービスによって異なります。月額料金だけでなく、医療費や追加費用も確認しましょう。
Q.病院から退院して、そのまま看取り対応の施設へ入れますか? 本人の状態と施設の受け入れ体制によっては可能です。病院MSWや主治医などと情報を整理して探します。
5.さいごに
「最期まで安心して暮らせる老人ホームを探したい」
「今の老人ホームで看取りまで対応できるのか心配」
「医療が必要な親を受け入れてくれる施設が分からない」
「退院後、自宅に戻ることが難しい」
「身元保証人や緊急連絡先を頼める人がいない」
一般社団法人東京都社会福祉支援センターでは、このような段階からご相談いただけます。
ご本人の希望、必要な医療・介護、予算、地域、入居時期などを整理し、どのような住まいが候補になるかを一緒に考えます。
ご家族だけでなく、病院MSW、ケアマネジャー、地域包括支援センターなど支援者の方からのご相談にも対応しています。
老人ホーム紹介だけでなく、退院支援、居住支援、身元保証・身元引受、終活・死後事務などについても、必要な支援を整理します。
一般社団法人東京都社会福祉支援センター
東京都指定 居住支援法人
老人ホーム紹介完全ガイドはコチラ
不動産売却→施設→身元保証 ワンストップ
当団体は東京都指定居住支援法人です
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