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高齢化が進む中、「ひとり暮らし」の高齢者は年々増加しています。2020年の国勢調査によると、65歳以上のひとり暮らし世帯は約700万世帯を超え、今後もさらに増えていくと予測されています。
「子どもが遠方に住んでいて頼れない」
「近所付き合いも少なく、何かあったときに不安」
そんな声に耳を傾けながら、東京都社会福祉支援センターでは、高齢者の“地域の中で安心して暮らせる仕組み”を日々整えています。
そこで今回は、東京都社会福祉支援センターが、見守り支援・生活支援・地域連携の取り組みを中心にご紹介します。
高齢者サポートをお考えの方は是非この記事を参考にしてみてくださいね♪
増える高齢者のひとり暮らし。その背景は?
かつては「老後は家族と暮らす」のが当たり前でしたが、現代では事情が変わってきています。主な理由としては
- 子どもの独立・転勤などで物理的な距離がある
- 配偶者を亡くして単身生活になった
- あえて自立した生活を選びたい
など、さまざまな事情がある中で「老後の安心」が求められるようになりました。
実は「頼れる人がいない」と感じている方は多い
実際、当センターにご相談いただく方の中でも、
- 近くに頼れる家族がいない
- 緊急連絡先が書けなくて病院で困った
- 将来、認知症になったら誰が手続きしてくれるのか不安
といった声を多く聞きます。
一方で、「誰にも迷惑をかけたくない」「まだ大丈夫だと思ってる」と思っているうちに、支援のタイミングを逃してしまう方も少なくありません。
そんなときこそ「見守り支援」が大きな安心に
見守り支援とは、生活に介入しすぎず、でも“何かあったときには気づいてもらえる”ようなサポートのこと。
東京都社会福祉支援センターでは、次のような見守りサービスを行っています
🔸 定期連絡(電話や訪問)
週に1〜2回、職員や提携スタッフが電話で安否を確認。「元気?」「何か困ってない?」という雑談ベースの会話が、利用者さんにとって心の支えになっています。
🔸 緊急時対応
万が一のとき(連絡が取れない、倒れていたなど)に、駆けつけや警察・消防との連携も視野に入れた体制を整備。
🔸 記録管理と家族連携
ご本人が希望すれば、遠方に住むご家族とも情報共有を行い、安心して“見守る側”にもなっていただけます。
実際の事例
■ Aさん(80代・女性・葛飾区在住)
長年ひとり暮らしをしていたAさんは、「このまま倒れて誰にも気づかれなかったら…」という不安を持ちながらも、誰にも相談できずにいました。
そんな中、地域包括支援センターの職員からの紹介で当センターにご相談。現在は週2回の電話見守りと、月1回の訪問見守りを受けながら生活。
「いつも誰かが気にかけてくれている」という安心ができたことで、気持ちが明るくなり、趣味だった刺繍も再開したそうです。
■ Bさん(70代・男性・足立区在住)
元タクシー運転手のBさんは、定年後に妻を亡くし、趣味も少なく孤独を感じていました。持病もあり、体調を崩したときに「誰にも頼れないのは不安」と思い、訪問介護と合わせてセンターの見守り支援を利用開始。
週1回の電話連絡と、必要時の生活支援(通院の付き添いなど)を受けながら、「自分のことをちゃんと見てくれてる人がいる」という安心感から、精神的にも安定。最近ではセンターの紹介で「みらいカフェ」にも顔を出すようになり、地域の人と交流する楽しみもできました。
■ Cさん(60代・女性・足立区在住)
精神的な不調を抱えつつ、生活保護を受給しながらアパートで暮らしていたCさん。近所との関係がうまくいかず、人と関わることに不安を感じていました。
福祉課の紹介で支援センターに相談し、まずは週1回の電話見守りからスタート。徐々に信頼関係が築けたことで、生活のリズムも整い、今では外出できるようになってきています。
「“こんにちは”って言われるだけでホッとするようになった」とCさんは笑顔で話してくれました。
生活支援とも連携して、暮らしをまるごとサポート
見守り支援に加えて、以下のような“ちょっとした困りごと”もサポートしています。
- 通院の付き添い
- 買い物代行
- 役所や銀行への手続き同行
- ゴミ出しや片付けのお手伝い
- 生活に必要なものの整頓・整理
「家族ならサッとやれることだけど、自分ひとりでは不安…」という場面に、そっと手を差し伸べるのが私たちの支援です。
ご近所とのつながり”もサポートのひとつ
支援センターでは、見守りや支援を「センターだけで完結させない」ことも大切にしています。たとえば
- 地域の民生委員さんや自治会
- 地域包括支援センター
- 地域の介護・福祉サービス事業者
などと連携して、“チーム”で支援体制を作ります。ご本人と地域の距離が近くなるよう、見守りから自然につながりが生まれるような工夫をしています。
「まだ元気だから大丈夫」は本当に大丈夫?
元気なうちこそ、将来の備えを考えるチャンスです。「困ったときにどうするか」を決めておくだけで、心にゆとりができます。
まずは、
- どんな選択肢があるのか知る
- 実際の費用や利用方法を確認する
- 自分に合ったペースで使い始める
といったところから始めてみませんか?
まとめ
東京都社会福祉支援センターでは、「ひとり暮らしでも自分らしく安心して暮らせること」を大切にしています。
見守り支援は、ただの安否確認ではなく、
「安心して暮らすための仕組みづくり」の第一歩。
「まだ元気だけど、ちょっと話を聞いてみたい」
「家族が遠方にいて心配」
「今後の暮らしに備えて相談しておきたい」
そんな方は、ぜひ一度「みらいカフェ」やお電話で気軽にご相談ください。
あなたの暮らしに寄り添える“伴走者”として、いつでもお待ちしています。
東京都社会福祉支援センターでは、ひとりひとりに合わせたサービスをご提供しています。
また、相談は何回でも無料ですので、お気軽にお問い合わせください!
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みらいグループでお手伝いできること
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業務内容:高齢者向けサービス全般・老人ホーム等の施設紹介・相続相談・死後事務・任意後見
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